会長挨拶

  
 
 『事上磨錬(じじょうまれん)』という言葉をご存じでしょうか?
  中国明代の儒学者、王陽明の言行録である「伝習録」に「人はすべからく事上にあって磨くべし」という文言で記されている考え方です。人は生活や仕事など、毎日の実践の中でこそ自分を磨いていくべきだという意味の言葉です。「陽明学」として体系づけられるこの王陽明の実践主義思想は、吉田松陰や西郷隆盛ら革命家や、郷土の偉人である山田方谷にも大きな影響を与えたといわれています。
  新型コロナウイルスの猛威も去り、日常を取り戻したように見える現在の高梁市ですが、その期間にも人口減少は進み、当然にして商工業への影響も深刻さを増してきています。改革へ待ったなしの幕末の混乱期のような今、平成8年に設立した歴史ある高梁商工会議所青年部も、諸先輩方に倣い、こういった街の現状を見据えたうえで、事上磨錬の精神をもって、為すべきを成していく必要があると考えます。
  まずは3年後の県青連会員大会や30周年に向けて、引き続き会員増強に力を入れます。本年度6人の卒業生を輩出することもあり、会員数の維持・拡大は喫緊の継続的な課題と言えます。 また、人口減少が顕著な高梁市の経済活動の未来を考えた時に、地域間連携はマストであります。YEGの活動はまさしく地域を繋ぎうる機能を有しており、これを活用しない手はありません。高梁内部での連携はもちろんのこと、外へ高梁の良いものを発信し、外と繋がりながら、最終的には外資を稼ぐ活動を意識して行くべきと考えます。その可能性を会員一人一人が再認識する必要があると考えます。
 会員の皆さん、今一度YEGの価値を再認識し、YEG活動を活用して自社の発展、そして街の発展へ寄与しましょう。我々青年経済人の肩に明日の高梁が掛かっているという責任と覚悟を今こそ共有し、出来ることを一つ一つ熟していきながら、研鑽していきましょう。

【基本指針】

1.未来志向の発想を大切にし、YEG事業を通じて研鑽と交流を深める。
2.自社の発展と街の発展の共通項を見つけ、会員力を合わせて、問題解決に取り組む。